子どもにとっての学童保育とは、「生活の場」そのもの

学童保育所に通う子どもたちは、学校から生活を営む場としての学童へ「ただいま!」と帰ってきます。帰ってくると宿題をしたり、遊んだり、おやつを食べたりします。

学童保育所では、高学年から低学年まで、異学年の子ども達と縦割り班をつくり、班中心の活動をし、行事に向けて活動したり掃除をしたりします。1年生の子どもは、自分より大きい子ども達を見習い、いろいろなことを教えてもらいます。高学年になると、一度学童に帰ってきてから習い事にいく子もいます。困ったときは頼りになる指導員もいますし、けんかをしても誰かが必ず声を掛けてくれます。

学童保育所は、子どもたちにとって「放課後の生活の場」そのものなのです。
私たち父母が、安心して子どもを託し働けることができるのは、学童保育所に子どもを預けているからです。また、保育の運営に携わることで、こんな子どもになってほしいと父母同士で語ることができるのです。

トワイライトとの違いは、「遊び場」ではなく「生活の場」

今、各学校ではトワイライトスクールが開設されています。
学童保育所とトワイライトとの違いは、トワイライトスクールが「遊びの場を提供している施設」であるのに対し、学童保育所は「放課後の生活の場」であるという点です。

トワイライトスクールは子どもが行きたい時に行く場所で、日替わりの遊びを地域の人に教わりながら楽しみます。
一方、学童保育所は毎日同じ仲間とすごします。専任の指導員と共に遊びだけでなく、宿題などの学習をしたり、ご飯作りやそうじなど生活力を高める取り組みをしています。


保育園との大きな違いは、父母による学童保育所の運営

名古屋市は学童保育所への助成金の交付にあたり、一定の要件を備えた「留守家庭児童育成会運営委員会」に対する助成方式をとっています。
滝ノ水学童運営委員会の運営委員には、区政協力委員、児童委員、民生委員、学校PTA会長など、学区の公職者の方々になっていただいております。
なお、年間3〜4回の運営委員会を柱に、実質の運営は、学童児の父母でつくる「父母会」に委託する形態をとっています。
保育園では、保育料を払いさえすれば、すべて園(保育士)に任せていましたが、学童保育所では、保育所を運営するにあたって必要なことすべて(予算・決算、行事の立案・実施、地域や学校との連絡、指導員の雇用など)を父母会が行うのです。

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